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株式会社東洋硬化
一人のノーベル賞受賞者から世界に発信された「もったいない」という言葉は、ひとつのものを大切に丁寧に扱う、使う、無駄にしない、そんな日本古来からの考え方が込められています。古くなったから新しいものにという発想ではなく、古いものを生まれ変わらせる、それを地で行く会社があります。福岡県久留米市に本社を置く株式会社東洋硬化は、摩耗、経年劣化した機械部品にめっきを施し見事に再生させる事業を行っています。
この会社は、自分たちのことを「めっき屋」ではなく「再生企業」と自負しています。顧客から預かった部品をさまざまな方向から検査・分析し最適な工法で再生して行くわけですが、仕上がった部品は、加工前よりも性能、摩耗性など付加価値が加えられています。それはまさに、新品以上の品質といえます。
図面のない部品でもものの見事に再生してしまう技術は、今や知る人ぞ知る所です。小さな部品への再生技術を通して、国内ばかりか海外にまで「もったいない」精神を提供している、株式会社東洋硬化はそんな企業なのです。